カナダ移住と小さな田舎町のスクールの話。娘たちが過ごした、これまでの2週間を紹介します。

現地生活

こんにちは!
家族を愛する主婦、えんちゃんです。

早いもので9月も中旬になりましたね。

散歩がてら、ご近所さんの庭のりんごの木を見上げるのが習慣になっていますが、なかなかの豊作で羨ましい限りです。


わたしたち家族がカナダに来たのは、ちょうど2か月前の2022年7月。まさにバケーションのど真ん中でした。

ここ数日、朝晩は肌寒い日も出てきて、日本から履いてきたサンダルもそろそろ片づけようかと思うのですが、ふとサンダル焼けした足を見るたびに、車がなくて何キロも歩いて買い物に行った日々や、オンタリオ湖の美しい日差しが懐かしく思い出されて、夏に別れを告げるのが寂しい今日この頃です。


さて。前置きが長くなりましたが、今日はわが家の娘たちの通うカナダのスクールについて少しお話させてもらおうかと思います。

まだまだ通い始めて2週間ですが、カナダの学校ってどんな感じなのかな?と、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

9月、新学期スタート

ここカナダには、9月の第1月曜日に Labour Day (レイバー・デー) という祝日があり、多くの学校はその翌日の火曜日から新学期がスタートします。娘たちの通うスクールも同様に、9月6日から始まりました。

どなたかのブログで、「カナダには入学式らしいものはないし、着飾る文化もない。」と読んで知ってはいたのですが、やはり日本のそれとは違っていつもと変わらない雰囲気だったようです。

ただ、娘たちの通うスクールはクリスチャンスクールということもあってか…

「新学期初日の朝は、学校のチャペルに全員集合!みんなでオーカナダを歌おう!」

…という、なんとも素敵な初日を迎えた娘たちでした。

チャペルでオーカナダ合唱だなんて、わたしがその場にいたら… きっとその光景に感動して一人でウルウルしてただろうな~なんて思いました(笑)

新学期は仲良くなるイベントが盛りだくさん!

新学期スタートから、ここまでの2週間。ウェルカムイベントが盛りだくさんでした!!

どんなイベントがあったのかというと…。

1.新入生オリエンテーションという名のウェルカムイベント
→ 新学期直前に行われましたが、わが家はコロナ感染中だったため欠席でした… とほほ。

2.放課後BBQイベント
→ 学校開始1週目(週のど真ん中!!)の放課後に、学校の庭でBBQパーティーをしました。学校がメインディッシュのハンバーガーorホットドッグを用意してくれて、保護者は名字の頭文字(アルファベット別)によって、それぞれの担当の食べ物を持ち寄りました。わたしたち家族はデザート担当だったので、スイカを一玉切ってタッパーに詰めて持っていきました。本当はどら焼きでも焼いていこうかと(前日の夜まで)悩んだのですが… 気合いの手料理が売れ残るほど辛いものはないので!!当たり障りのないフルーツにすることに。がしかし、これが大正解!!わが家のざく切りスイカは最速で完売しました!!

3.Spirit Day(スピリットデー)
→ スピリットデーって何かしら?と未だによくわかっていませんが(笑) とりあえず理解したのは、「決められたテーマに沿った格好で学校に行こう!!」という楽し気なイベントだということ!!今回は、チームごとに「紫」「緑」「赤」「ピンク」に色分けされていたので、娘たちも自分のチームカラーの「緑」のTシャツを着ていきました。…が、後日学校から送られてきた写真を見たら、青いアフロをかぶった男の子や、ヘアピンから靴までピンク攻めな女の子がいて、、「ドレスアップ」という単語の真意を思い知らされた気がしました。次はもっと攻めの姿勢で臨みたいと、強く思った母でした(笑)

というわけで、週1で何かしらのイベントがありました。学校を好きになれることや、お友だちと仲良くなれることを目的にしたイベントだったので「もしかしたら最初だけかな?」と思っていましたが、今日配られた予定表を見る限り、来週も再来週もイベント盛りだくさんなので、これがカナダスタイルなのかもしれませんね。

また、家族参加型のイベントが多いところや、積極的に保護者や地域にボランティアを募るところを見ると、カナダにはコミュニティを大切にする文化が息づいているのかな、と感じます。

カナダでアジア人は珍しいのか?

カナダに来て思ったことの1つなのですが、「アジア人は珍しい」という空気を感じません。

…いや、正確には、子どもを3人も連れたアジア人がバーガーショップに入店してくれば、それなりに視線を感じるわけですがね。でも、決して変な視線ではなく、「ん、ニューカマーがいるなぁ。」という… どちらかというとウェルカムで且つ好奇心多めな視線です!!笑

わたしは学生時代にフランスにいましたが、人種のルツボと呼ばれる割には「Hey!シノワーズ(=中国人)!」と声をかけてくる人がそこそこいたので、「カナダでも、そんなものかな~」と思っていましたが、カナダではそういう人には出会っていません。むしろ、ここ数年のインフレで大都市から(わたしたちの住む)田舎町に流れてきたカナダ人の方からは「おお、君たちも新入りかい?ぼくたちも1年前に来たばかりだよ!」なんて言ってもらえるほどに普通~に扱ってもらえています。

これについては一言では説明できませんが、、カナダという国の歴史や「移民が国の経済を豊かにしてくれる」という考え方に由来するものかもしれませんね。

「普通に扱ってくれて」「受け入れてくれる」ということは、決してどの国へ行っても同じなわけではないので、だからこそ、わたしはカナダが好きだし、周囲の方からのリスペクトを感じるたびに、子連れの渡航先に選んでよかったなと思います。

スクールのランチのチョイスが難しい

わが家の長女6歳はGrade1(日本の小学一年生)、二女3歳はJunior Kinder(通称JK、日本の年中さん)です。それぞれクラスでランチタイムを過ごしていますが、やはりランチは注目されることも多いようで、お弁当を覗きに来るお友だちが(未だに!!)いるようです(笑)

とある日のお弁当は、ゆかり海苔おにぎり・ニンジンケーキ・フルーツ・トマト・ペンネ・つくね。これとは別に、小腹を満たすスナックやフルーツを2つほど持っていきます。

でも、どうやらこれ…

「そりゃ目立つでしょう!!」

という内容のランチらしい(夫曰く)。

夫の助言を受けて、上の写真のようなサンドイッチランチを持たせたこともあるのですが…

すでに自分の意志がはっきりしてきている6歳の長女は

「クラスのみんなはお店で買ったものをそのまま持ってきてるの。でも、わたしはお弁当がいいから作ってね。あ、お腹すいちゃうからお米でお願いね。」

なんて言ってくるので、当面はこのスタイルで行こうと思っています(笑)

きっと近い将来、「○○ちゃんとおそろがいい!」とか、「お弁当、ちょっとダサいからやめて…。」とか言われる日もくるかもしれませんが…泣 その時には開き直ってローカルスタイル(ハムチーズサンドと小分けのヨーグルトとりんご丸々1個!!)でいこうかな… なんて想像してます(笑)

とにもかくにも、親の心配をよそに、頑として自分を貫く娘でよかった…!!もしかしたら、幼少期に通っていた野外保育で育んだ自尊感情が、ここにきて溢れ出しているのかな?なんて(親ばかですが)嬉しく思ったり。これからも、マイウェイを走っていってほしいと願います。

救世主現る!カナダの給食「ホットランチ」

上記の通り、カナダの学校は給食がないので、基本お弁当を持っていきます。でも、いくらカナダのランチはテキトーでいい(※失礼しました)といっても、お弁当作りってそれなりに早起きしたりと大変なんだよな~という気持ちはあるわけで…。

と思っていた矢先!!先日のお便りにて、「ホットランチの予約を再開します!」というお知らせがきました!

ホットランチとは、希望者が予約できる給食のことです。毎日ではありませんが、週や月に数回といった形で提供されているようです。近所のママさん曰く、ホットランチを導入している学校は増えているらしく、市内のパブリックスクールでも提供されているそうです。

娘たちの通うスクールのホットランチは、1回5ドル。この収益は学校の旅行やその他の活動に使用されるそうです。メニューは、1シーズン毎にカレンダーで事前告知されて、内容を見ながら事前に申し込むことができます。メインの他に、ドリンク、おやつ、果物または野菜が付くようで、グルテンフリー、ミートレス、乳製品フリーも選べます。

今月のメニューはピザ(ペペロンチーニorチーズ)、来月はハンバーガーとラザニアって書いてあるけど、どどどうかなぁ~…。正直なところ、娘たちが喜んで食べている姿がまったくイメージできない!泣

…とは言え、、きっと一人でおにぎり弁当を食べるより、みんなと同じランチを食べる方が気分もあがるし、異文化体験になるはずだ!!と願って、母は積極的にホットランチに助けてもらおうと思います。わが救世主「ホットランチ」よ、娘たちの心をつかんでおくれ!!

最後に。この2週間で覚えた英語は?

わが家の長女と二女の英語レベルは、10段階の1です。日本では(わたしの気まぐれで)車内で英語の歌を聞かせた程度。YouTubeも解禁していなかったので、色や動物の英語もまだあやふやで、I like などの簡単な文章も言えませんでした。

…が、この2週間で変化がありました!!

Grade1の長女は、生き物の観察や、アートで動物の絵を描く授業、簡単な算数などを通して、生き物の名前、色、形などを覚えてきました。帰宅直後に、「今日ね、マンタスがグラスホッパーを食べたんだよー!」と言ってきた時には、内心驚きました!!

あとは耳で聞いた音を「○○先生が~~~って言っていたけど、どういう意味?」と質問してくれることもあります。ただ、音がすべてがリエゾンしているので、日本語脳のわたしには時々チンプンカンプンなことも。。それでも長女は「わたし!ちゃんと英語の音が聞こえて(拾えて)いるの!」と、とても嬉しそうなので、夫とわたしはとても嬉しく思っています。

キンダーガーデンの二女はというと、塗り絵をしたり、糊やハサミを使ってみたりと、クリエイティブな時間が多めなようで、出てくる英語は「はさみプリーズ!」など、わりとルー〇柴です。自分の荷物置き場(cubby)につける名前のプレートをたくさんのシールで飾りつけをした日には、「おほしさまのsticker(※シールではなく)ぺたぺたしたの!」と言っていました。

あとは、登校初日から「Yuck!」を連発しています(笑)

駐車場に落ちているゴミに向かって「Yuck!」。食事を終えたあとのテーブル下の床を見て「Yuck!」。嫌そうな顔をして、ひたすらに「Yuck!」と言って、楽しそうです(笑)

そして、人から感謝されるとすぐに「No problem! 」とオーバーリアクションで返しますNo で目を閉じて、problemでカッと目を見開いて満面の笑みをするのが面白すぎて、何度も動画をとってしまいました(笑)

あとは、二人に共通して言えるのは、歌は本当によく聞き取れているな~ということ。聞いた音と意味の理解まではもちろん繋がっていないんですが、歌に関しては(本当に)きれいな音で真似して歌ってくれます。きっとこれからたくさんの英語の童謡を覚えてくれるかな、と思うと楽しみです。

長くなりましたが、娘たちの通うスクールの2週間の記録でした。わたし自身の備忘録がてら、またスクールの様子をシェアしたいと思います。

これからも、海外生活への夢や興味をお持ちの方や、子育てに奮闘するファミリーの一助になれると信じて、ブログ更新していきますので、どうぞまた遊びに来てくださいね。

それでは、今回もお読みいただきありがとうございました!!

信州の田舎からカナダへプチ移住!夫と3人むすめと5人暮らし。気ままな社宅暮らしで貯めたお金で、2022年7月より浪費型投資生活inカナダをスタートしました。子育てに奮闘するファミリーの一助になれると信じて、日々の出来事や暮らしのアイデアをブログに綴ってます!Instagramもゆるーく更新中♡ カナダの現地生活に関するご質問もお待ちしております。できる限り個別に(随時!)お返事させていただきます!

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